山梨県甲州市塩山上於曽にある国の重要文化財「旧高野家住宅」を取材してきました。別名「甘草屋敷(かんぞうやしき)」とも呼ばれています。
甘草屋敷と呼ばれるようになった経緯は、江戸時代中頃、八代将軍徳川吉宗が治めていた享保5年(1720年)、幕府の命によって薬用植物である甘草を栽培し納めていたことから、甘草屋敷と呼ばれるようになったとのことです。
甘草は漢方として葛根湯などに使用されており、「矯味・緩和・鎮咳・去痰」などに効用があります。
2月中旬から4月中旬まで、毎年「ひな祭りイベント」を開催しています。こちらでは江戸時代の享保雛など古くからのひな人形をはじめ、約1000体以上ものひな飾りが展示されています。
大正から昭和中期など、歴史を感じられるひな人形や地域性を感じられるつるし飾りなど、様々なひな飾りを堪能することが出来ます。風林火山を表した山梨ならでは人形も展示されていました。
こちらのひな人形は東日本大震災時に被災した家屋に残されたお雛さまで、復興を願いを込めて寄贈されたものです。
歴史と山梨とひな祭りを同時に感じられる旧高野家住宅をこの機会にぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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