平成29年9月23日・24日に山梨大学にて、「セキュリティ・ミニキャンプinやまなし 2017」が開催され、今年も多くの参加者にご参加頂けました。
若年層を対象とした情報セキュリティ人材育成に関心の高い地域の拠点においてセキュリティ・ミニキャンプを2013年より開催されており、山梨では2016年に初めて開催され、今回で2回目の開催となります。両講座無料で参加することができ、一般講座には約100名、専門講座には21名の参加がありました。
一般講座では各方面の専門家から情報セキュリティの向き合い方をご講演頂きました。
講演1:『経営リスクの一つとして認識すべきサイバーセキュリティリスク』
講師:経済産業省商務情報政策局 サイバーセキュリティ課課長補佐 希代 浩正 氏
内容:サイバー攻撃の現状を事例を交えてご紹介頂き、サイバーセキュリティにおいて経営者が取るべき対応、意識すべきことをご講演頂きました。
講演2:『20年の歴史を持つ「NECによるサイバー攻撃対策」事例』
講師:日本電気株式会社 経営システム本部主席セキュリティ主幹 谷川 哲司 氏
内容:サイバー攻撃の現状と対策、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)の発足と強化の取り組みについて、CSIRTに関する人材育成についてご講演頂きました。
講演3:『実践的情報セキュリティ人材のつくり方』
講師:株式会社ラック 事業企画推進室 理事 長谷川 長一 氏
内容:数多くのセキュリティ対策に取り組んできた経験から、情報セキュリティへの向き合い方や学ぶ意欲を刺激する人材育成方法などの事例をご講演頂きました。
講演4:『IoTとセキュリティ』
講師:山梨大学 総合情報戦略部長 大学院総合研究部教授 美濃 英俊 氏
内容:IOTの普及によりモノが万能になりコンピュータに近くなっていく一方、危険に晒されるようになった為、モノも情報セキュリティに取り組む必要性をご講演頂きました。
講演5:『セキュリティ・キャンプ紹介』
講師:セキュリティ・キャンプ実施協議会 企画・実行委員 講師WG主査 上野 宣 氏
内容:セキュリティ・キャンプとはどのような勉強会でどのようにセキュリティの勉強が行われてきたか、過去の事例を交えてご解説頂きました。
専門講座では選抜された21名の学生一人一人にパソコンが割り当てられ、2・3人のチームで実践的に学ぶ講座が開かれました。
演習1:『手作りパケットでWebサーバーと通信しよう』
講師:セキュリティ・キャンプ講師 美濃 圭祐 氏
内容:インターネットで普段どのような通信しているか、
手作りのパケットでWebサーバーと通信することでその仕組みを学びました。
演習2:「ローカルプロキシで遊ぼう」
講師:セキュリティ・キャンプ講師 庄司 直樹 氏
内容:自作のローカルプロキシを作成し、HTTPの仕組みやプロキシサーバーの動作について学びました。
皆様のお力を得て、2日間の開催を無事に終えることが出来ました。有難うございました。
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