2016年5月13日に板村論子先生を講師として行われたメンタルセミナー「メンタルヘルスと統合医療」の様子をお届けします。今回のセミナーでは「統合医療」と呼ばれる療法と、心の健康を目指す「メンタルヘルス」の関係性について講演頂きました。
疾患を治療する方法としては「対症療法(たいしょうりょうほう)」と「原因療法(げんいんりょうほう)」とあり、症状を一旦和らげ、不快な症状を軽減する「対症療法」が中心に行われてきました。それに対し、「原因療法」は若干時間はかかりますが原因を取り除くことを目的とし完治させる療法です。
「統合医療(とうごういりょう)」とは「対症療法」と「原因療法」の療法を統合し、患者一人一人に合わせた最適な療法を提供するものです。
一時的に和らげるだけでは不安が残り、完治するまでの過程で不快な症状が続くだけでは心に不調を抱えてしまいます。二つの療法の利点を生かす事で心の負担を取り除くことに繋がります。「統合医療」と心の健康であるメンタルヘルスと密接な関係があることが分かります。
今回のセミナー参加者の皆様も熱心に講演に耳を傾けておられ、感心を持たれている様子が伝わってきました。
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